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ロココ様式 ダイヤモンド シェル型ブローチ
イタリア語のロカイユ(貝殻装飾)を語源とする優雅で繊細、曲線的なロココ様式は、18世紀フランス宮廷の華とうたわれ、才色兼備で有名なルイ15世の愛妾ポンパドゥール夫人のサロン文化により最盛期を迎えます。
ポンパドゥール夫人について 「ロココの華」ポンパドゥール夫人
その後、マリー・アントワネットやユージェニー妃によっても好まれ再度リバイバルされた様式で、いわばヨーロッパ装飾の源流の一つともいえる様式です。
ロココ様式のアンティークジュエリーは、大きくて鮮やかな宝石が好まれ、18世紀にはサファイヤやルビー、エメラルドなどの宝石が多用されるようになりました。
以前は非常に貴重だったダイヤモンドですが、19世紀後期に大きな鉱山が発見されると、アンティークジュエリーにもダイヤモンドが用いられるようになります。
このダイヤモンド シェル型ブローチは1870年のユージェニー妃時代のもので、ゴールドとシルバーで作られた立体的なシェルの形状の細部にいたるまで彫刻が施され、どの角度からも見応えたっぷりです。そして、ふんだんに使われたダイヤモンドの中でも中央のダイヤは、動くたびに揺れ、繊細な輝きを放っています。