バカラの上得意だったロシア皇帝ニコライ2世が、パリのバカラ社を訪れた際に発注し制作された「ELBEUF](エルブフ)という名のデザイン。非常に細かなカットが施され、まるで宝石のような輝きを放ちます。 彼の注文のもとで制作されたものは他にもあり、最も有名なものはサンクトペテルブルグの宮殿のために発注された高さ4m、蝋燭型の電球79個が取り付けられた大燭台です。そのうち2基はパリに残され、現在はパリのバカラミュージアムに展示されています。
原型:1890年頃