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「ロココの華」ポンパドゥール夫人
ポンパドゥール夫人(フランソワ・ブーシェ、1756年) Madame de Pompadour (1721~1764)
ポンパドゥール夫人は、たぐいまれな美貌と知性、その洗練された芸術的センスによって「ロココの華」と謳われた18世紀フランス宮廷の影の実力者です。
本名 ジャンヌ=アントワネット・ポワソン(仏: Jeanne-Antoinette Poisson)
芸術や本を愛した彼女の幼少時代のあだ名は「レネット(小さな王妃)」でした。
夢は国王の寵姫の座に就く事・・・しかし、いくらブルジョワ階級とはいえ、平民出身の彼女にはそれは到底叶わぬ夢物語でした。
ところが運命の女神は、美しきジャンヌに微笑むことになるのです・・・
平民出身の公式寵姫 ジャンヌとルイ15世
彼女の館近くセナールの森は、国王ルイ15世のお気に入りの狩場です。本来同行の許されないブルジョア階級の人間も、近隣の住人にだけはそのルールが緩和されていました。
深緑の森の中、青い無蓋の二頭立て馬車を自ら操る美しいピンクのドレスのジャンヌ。
颯爽と国王の行く手に突然現れては消える、この狩りの女神ディアーヌのごときミステリアスなご婦人のことが国王は忘れられません。
1745年、仮面舞踏会で女神ディアーヌに扮した美しきジャンヌと再会したルイ15世は、彼女を手元に置くために、前代未聞の平民出身の公式寵姫を誕生させるのです。
その後、ポンパドゥール夫人となったジャンヌは、42歳でこの世を去るまで優秀な芸術家達のパトロンとなり、ロココのサロン文化を華ひらかせました。
ロココ様式 ダイヤモンド シェル型ブローチ
イタリア語のロカイユ(貝殻装飾)を語源とするロココ様式は、いわばヨーロッパ装飾の源流の一つともいえるものです。
優雅で繊細、曲線的なこの様式は、18世紀「ロココの華」ポンパドゥール夫人のサロン文化により最盛期を迎え、その後マリーアントワネットやユージェニー妃により、再度リバイバルされました。
ロココ様式のアンティークジュエリーは、大きくて鮮やかな宝石が好まれ、18世紀にはサファイヤやルビー、エメラルドなどの宝石が多用されるようになりました。
以前は非常に貴重だったダイヤモンドですが、19世紀後期に大きな鉱山が発見されると、アンティークジュエリーにもダイヤモンドが用いられるようになります。
このダイヤモンド シェル型ブローチは、ユージェニー妃時代のもので、ゴールドとシルバーの立体的なシェルの形状の細部にまで繊細な彫刻が施されており、ふんだんに使われたダイヤモンドの中でも、中央のダイヤは動くたびに揺れ、繊細な輝きを放っています。
商品情報はこちら ロココ様式 ダイヤモンド シェル型ブローチ