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ナチュラルパール 100年の時を経ても変わらぬ真珠の輝き
古来、真珠は貝が月の光や天の露を受けて宿すと信じられた、大変貴重で神秘的な宝石でした。
1921年以降、日本の養殖真珠が世界的に広まるまでは、長い期間ダイヤモンドをもしのぐ価格と人気を誇っていました。
20世紀初頭まで、オリエンタルと呼ばれる最高の天然真珠がペルシャ湾岸バーレーン諸島沖で採取され、ヨーロッパに運ばれていきましたが、現在では石油採掘による環境汚染と石油産業の発達により、真珠は採取されなくなりました。
真珠は貝の体内に偶然入った異物(無核の場合もある)が、長い年月をかけて真珠層を巻いて形成していきます。
養殖真珠は核入れをしてから1~2年ほどで浜揚げするため真珠層は薄くなり、現在では調色されるものがほとんどです。
アンティークの天然真珠の魅力は、その真珠層の巻の厚さからくるテリと呼ばれる輝きと、自然のままの独特の色合いにあります。
パール・ダイヤモンド スワン型ブローチ
パール・ダイヤモンド スワン型ブローチ 1890年頃 イギリス 3.0×3.8cm [SOLD OUT]
大粒のバロックパールを白鳥の胴体にあしらった1890年頃のブローチです。
白鳥の長い首の曲線と水辺のイメージは、アールヌーヴォー作品に好まれた題材でした。
まだプラチナがあまり使用されていなかったこの時代、ダイヤモンドはその白さを活かすため、ゴールドに裏打ちされたシルバーにセッティングされました。
広げられた銀台の白鳥の羽には、緩やかなシンチレーションのオールドマインカットのダイヤモンドが敷き詰められ、奥行きのある神秘的な雰囲気を醸し出しています。
ナチュラルパールを用いたアンティークジュエリーは他にもございます。