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イギリスアンティークジュエリー ヴィクトリアン 華やかで優しいロマンチックジュエリー
「Family of Queen Victoria」(1846)
Artist:Franz Xaver Winterhalter (1805–1873)
【ヴィクトリアン 1837~1901年頃】
アンティークジュエリー(antique jewellery)は、制作されてから100年以上経過した宝飾品のことで、アンティークという名称の通り、芸術的・骨董的価値を持っています。
今回ご紹介するアンティークジュエリー「ヴィクトリアン」とは、ヴィクトリア女王が在位した19世紀のイギリスで作られたジュエリーのことです。
63年間もの長きに渡るヴィクトリア女王の統治時代は、19世紀ヨーロッパの王族や貴族に大きな影響を及ぼし、アンティークジュエリーでもヴィクトリアンと呼ばれる独特のスタイルを確立しました。
ヴィクトリアン ヴィクトリア時代のジュエリー
日の沈まぬ国と呼ばれ植民地政策により、世界の財宝が集まってきたヴィクトリア時代の大英帝国イギリス。
英国初の女帝、ヴィクトリア女王即位の1837年からの63年間は、王侯貴族のみならず、産業革命の成功により台頭してきたブルジョアジーと共に、イギリスが最も繁栄した時代でした。
ジュエリーにおいても1840年代アメリカ、南アフリカのキンバリーでのゴールドラッシュや、1867年南アフリカのキンバリーでの最大のダイヤモンド鉱床の発見などを追い風に、ギリシャ、エトルリアやルネッサンスリバイバルなどの様々な流行がおこりました。
エマーユやカーバンクルと呼ばれた赤いガーネットなど、ヴィクトリア時代のジュエリーはスタイル、素材ともに、非常にバラエティーに富んでいます。
その中でも花や鳥や蝶、リボンやハートなどのセンチメンタルジュエリーにはメッセージが託され、この時代の人々のロマンが感じられます。
ヴィクトリアンジュエリー
エマーユ ペンダント&ピアスセット 1880年頃
18世紀の人物達が描かれた1880年頃のヴィクトリアンジュエリーで、エマーユのペンダントとピアスセットです。
マザーパールによって裏打ちされたエマーユは、パールと2ゴールドの花や葉、リボンで縁取られ、ピンク、水色、ラベンダーを基調とした淡い色使いの繊細なタッチで描かれています。
ピアスは先端にパールをあしらった動きにあわせて揺れるタッセル式となっており、ヴィクトリア朝当時の華やかでロマンティックな時代の雰囲気を感じさせます。
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アンティークジュエリー 技法説明