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バカラ ローハン グラス
ただいまギャラリーキャメルのオンラインショップ開店に向けて、写真撮影とデータ作成を頑張っております!
ガラス類は照明が当たるととってもキレイですね。
バカラのグラス「ローハン」シリーズ
画像はバカラのグラス「ローハン」シリーズです。このシリーズは、フランスにある町の名前から命名されました。
1855年に開催されたパリ万博で名誉大賞を受賞したローハンは、160年以上も愛されてきたグラスです。
バカラのグラスは1855年のパリ万博だけでなく、1867年、1878年の万博でもグランプリを受賞しています。これを機にバカラは王室からの注文を受けるようになり、バカラの名前は世界へと広まっていきました。
ガラスの工芸手法である「アシッドエッチング」という技法で繊細に描かれたつる草模様が美しいですね。
エッチングはこの頃から見られるようになった手法で、全体的に装飾された植物模様のエッチングが、高級感を生み出しています。
1936年以降に作られたバカラのグラスには、上記のマークが入っています。マークが入っていないものは、それ以前に作られたものです。
それ以前のバカラグラスには、シールが貼られていました。グラスの裏に貼られたシールは、洗う時に取れてしまうものが多く、マークのないアンティークバカラもたくさんあります。
シールが残っているものは実際に使われず、飾りやディスプレイとして扱われていたと考えられるため、よい状態で残っているものが多いです。
バカラのローハンは今でも生産されており、バカラグラスの中でも根強い人気を保っています。
現在のローハンとアンティークバカラのローハンは、エッチングの彫の深さが違います。現在のローハンより、古いローハンのほうが彫が深くなっています。
バカラのローハンは、シャトーブリアンと似たような模様なので、よく間違われます。ローハンはグラスのリム(口に触れる部分)がまっすぐに作られています。